キズナアイが分裂した6月30日以降Twitterがかなり荒れました。
キズナアイちゃんのファンであるキズナーは分裂を肯定するか否定するかで割れて言い争いを行う様子が幾度も見られました。
少し前まで一緒に応援していたはずの人達が激しく言い争いをしている姿を見るのは辛かったですね。
それでもアイちゃんのことを想ってスタンスは違くても、お互いを尊重して話をしている分にはまだマシな状況でしたが時間が経つにつれ過激な行動を取る人々が登場しました。
アイちゃんのためを口実に強い口調で誹謗中傷を行う様に私は強い怒りを覚えました。
本来楽しんだりポジティブな感情を得るべき場が暴言や誹謗中傷で荒れたために、傷ついて去っていく人が何人も出てしまい悲しかったです。
「個人ファンへの暴言を行う人々への注意喚起」と第して公式HPのおたよりより対応して欲しい旨を送り、キズナアイちゃんのツイッターで「見た」と回答を貰いましたが残念ながら特に対応してくれた様子がなく数ヶ月が経過しました。
具体性が足りなかったかもしれなかったと思ったので、何をして欲しかったか備忘録的な意味で書いておこうと思います。
「キズナアイ運営」なんて言葉を使いたくありませんでしたが、これは11月に結成されたキズナアイのプロデュースチーム「Project A.I.」のことを指します。
なぜキズナー界隈は荒れたのか
分裂に関してアイちゃんが決めたことだから応援しようと肯定を選んだ人と分裂はおかしいと否定する人に割れてしまいました。
肯定はするけれどアイちゃんの出番が確保されていることが前提の人もいれば、否定はするけれど人を増やすことは賛成の人がいるなど本当に人によってスタンスは全然違いますが、とにかく元々アイちゃんを応援していた人達が肯定する人と否定する人に別れてしまったのです。
意見が違うので「それは違う」「何を言っているんだ」とぶつかるようになりました。
ここまでならヒートアップしてもまだ意見交換の範囲内だったと思います。
ところが過激な行動を取る人が出現します。
分裂したキズナアイを排除したい人と意見が違うキズナーを排除したい人です。
過激な行動を取る人は大きく分けてこの2種類だと私は思います。
分裂したキズナアイを排除したい人は2号や3号の動画のツイートに「偽物は消えろ」などと過激なことをリプライし始めました。
意見が違うキズナーを排除したい人は直接気に入らないリプライに対して極論、例えば「気に入らないなら消えればいい」 「そこまで言うなら就職すればいい」などと送ってくるようになりました。
これが時間が経つにつれ徐々に過激化していって強い言葉のやり取りや誹謗中傷が何度も見られるようになり、荒れた界隈が嫌になって多くの人が去っていきました。
それぞれ強い正義感で過激な行動をしたことは伝わってきますが、ポジティブな感情を得るために楽しむ場として見に来ている人がほとんどです。
例えばレストランで店員にクレームしている内容が100%正しくてその行動が理解・共感出来ても怒ってクレームを入れていたら「料理を楽しむ空気」は台無しです。
過激な行動による強い言葉のやり取りや誹謗中傷があちこちで見られるようになって「キズナアイいうコンテンツを楽しむ空気」が台無しになったことが一番良くなかったと私は思います。
具体的に取って欲しかった対応
Twitter上のキズナー界隈がどんどん荒れていった時にプロデュースチーム「Project A.I.」にはぜひ対応してもらいたかったです。
どんな対応をして欲しかったのかと言うと「個人ファンへの暴言を行う人々への注意喚起」の題名通りファンを対象とした攻撃への注意喚起です。
キズナアイちゃんへの悪口例えば「偽物」は止めてくれと言うことも可能でしょうが、代替品などいくらでも言い換えが出来てしまいます。
悪口を止めてくれとするとどこまでが悪口になるのか分かりにくく、キズナアイが話題となった大きな炎上の際も対処しなければならなくなってしまったり非常に対応が難しいと思います。
アイちゃんを対象とした悪口を止めるのは難しく、細かく取り決めを行えば触れにくいコンテンツとなって話題に上がる機会が減っていってしまうのであまり良くないでしょう。
そこで対象を「キズナアイ」ではなく「個人ファン」にすることで対応しやすくなると考えました。
言い争いというのはお互いに言い合わないと成立しないものです。
誰も取り合わなかればただの独り言でしかありません。
だからこそファンに対して暴言を浴びせて強い言葉で言い争いを誘発する行為に限定して、対応すれば荒れた雰囲気を少しでもよく出来る可能性があると私は思いました。
具体的には分裂したキズナアイを排除したい人と意見が違うキズナーを排除したい人の中でも、特に過激な行動であるファンへの攻撃を行う人達への注意喚起です。
何をしていたかと言うとキズナアイへのファンのリプライに「偽物の応援はやめろ」と応援を否定する行為、または裏アカウントを作成して不満をつぶやく人を誹謗中傷する行為が見られました。
ファンを攻撃するのはどんな思想があっても許されることではなく、そのような行為を止めさせる義務が運営にはあると思っています。
注意喚起が出来るのは運営しかいないのです。
もし攻撃されているところに第三者が「そういうことはやめろ」と入っていったら何が起きるのでしょうか?
より激しい言い争いが起きるだけです。
ファンを対象とした誹謗中傷に対して注意喚起をして、それでもファンへの攻撃を続けた場合には「Project A.I.」のTwitterアカウントで直接注意して欲しかったです。
これではキズナアイちゃんや分裂した2号3号が批判され続けることになるので、嫌な思いをする人は救われません。
しかし純粋に楽しみたいのにキズナー同士が強い言葉で争いをしていることに傷ついて去っていく人は1人でも救えたのではないかと思うのです。
荒れてギスギスとした雰囲気では楽しむことなんて出来るはずはありません。
せめてファンが楽しめる環境を作ってくれる動きくらいは見せて欲しかったなと思いました。
私はキズナーをやめてTwitterアカウントも削除してしまったのでもう関係がない話ですが、最悪でも年内に対応していれば今の疲れ果てたキズナー界隈とは違う雰囲気だったのではないかとどうしても思ってしまい現状が残念です。