バーチャルYoutuberを応援していてTwitterなどで仲の良い人の集まりが出来てくると「オフ会」を開催して集まることがあります。
あるいはリアルイベントと呼ばれるYoutubeの外で開催されるイベントが終わった後にオフ会が開催されることもあります。
共通の趣味がありTwitterなどで仲良くコミュニケーションをしていた人と、実際に会って語り合うのはとても楽しい時間でしょう。
私は残念ながらオフ会に参加する機会に恵まれませんでしたが、楽しんでいる様子が流れてくると楽しそうで良いなと感じます。
会って思いっきり応援している子のことを語り合えるのは文字で書くのとはまた違う充実感があるのでしょうし、ネットだけの付き合いよりも仲を深めることが出来るのは素晴らしいことだと思います。
しかしながらオフ会は良いことばかりではなくトラブルに巻き込まれることもあるので、慎重にリスクがあることも頭に入れて参加しなければならないものです。
実はオフ会の開催で不参加者とトラブルになる可能性もあります。
実際にオフ会に参加した人としていない人で喧嘩のようになってしまったの見たことがあります。
なぜこんなことが起きるのか私なりに考えてみました。
オフ会を開催したキズナーとなると名指しのようになってしまうので、もっと全体的なバーチャルYoutuberファンの話として語ります。
そもそもどんなトラブルが起きるのか
そもそもファン名称オフ会を開催すると不参加者とどんなトラブルが起きるのでしょうか。
実際に会って顔を合わせて語り合った人とそうでない人では、当然ながら会って話した人のほうが信頼出来るはずです。
オフ会に参加したかどうかで信頼度に差が出てしまう可能性があります。
またオフ会に参加した人だけにしか分からない話題が生まれます。
文字でのコミュニケーションよりも会って話すコミュニケーションのほうが圧倒的に多くの情報量のやり取りが出来ます。
そうするとツイッターで仲良くしていたけれどオフ会には参加出来なかった人とオフ会参加者間ではどうしても埋められない溝が出来てしまうのです。
時間的地理的その他の事情で参加出来なかった人は仲が良かった人達と突然溝が発生するわけであまりいい気分ではないでしょう。
「あのエビがさ~」「あれはウケた」なんてその場に居ないと分からない話題を出されても面白くはないですし、なんとなくリプライが減っていくのに気づいて「最近元気ないけどどうしたの?」とデリカシーの無いことを聞くと喧嘩になる可能性があります。
もう1つは全く関係のなかった人同士のトラブルの可能性です。
あのグループは生配信そっちのけでオフ会かなんて嫌味に、誰でも参加できるんだから来ればいいと喧嘩しているのを見かけたことがあります。
信者が固まってグループ化しているから新規の人が入りにくいのでは?なんて強烈なクレームも見たことがあります。
私はオフ会に参加したことがないのですが、例えばキズナーは最高の人達だ!なんてオフ会参加者が言っていると、楽しそうで良かったと思うのと同時に疎外感不快感のあるはぁ?という感情が湧いてきます。
参加したいから嫉妬しているのかと言うとそういうわけではないのですが、不快感があるのも事実です。
オフ会グループを作るな、誰でも参加できるんだから参加すればいいと喧嘩になっているのを複数見たことがあり、ファン名称のオフ会の開催により発生する可能性のあるトラブルの1つでしょう。
原因はファン名称にあるのでは
オフ会の参加の有無でツイッターで仲の良い人と溝が出来てしまうケース。
これはやはりツイッターを活用すればある程度解消することが出来ます。
参加出来なかった人達のためにツイッターでオフ会の様子を実況してあげれば、溝を最小限に抑えることが出来ます。
元々仲良くしていた人達ですしこれはあまり問題ありません。
問題は関係ないオフ会不参加者とのトラブルです。
なぜ自分が不快な感情も感じるか考えた結果「ファン名称を使用しているから」ではないかと考えました。

簡単な図を作ってみました。
ファン名称とはファン全体を示す言葉です。
オフ会はまず仲の良いやり取りのあるグループのうちの何人かが会いたがって発生するものだと思います。
オフ会の開催の話になってグループの全員が参加するわけではなく、グループ外の人が参加することもあるのでしょうから、オフ会のメンバーとグループのメンバーは少しズレが発生するはずです。
しかし全く無関係の人間たちが突然オフ会を計画するケースはほとんどなくて、もう仲が良くてもっと仲良くなりたい人が複数人居て初めて「オフ会」が計画されるものでしょう。
やり取りのある、知っている人の集まりであるグループが存在するはずなのです。
そしてそのグループはファン全体の総数と比較して小さいはずです。
ファンが100人で全員知り合いのグループである可能性もありますが、新しい市場であるバーチャルYoutuber業界では新規の人が増えていくはずでファンが全員知り合いのグループにはならない気がします。
ファン全体を示すファン名称を名乗りオフ会を開催しますが、実際にはグループの人達が開催するオフ会であるためにトラブルが発生する可能性があるのではないかと考えました。
誰でも参加できるんだから参加すればいいは正論のようですが、グループ外の人間でかつそのグループに魅力を感じなかった場合には反論になっていない気がします。
また実際にはグループのオフ会なのにファン名称を使用するため、行きたいわけではないのに疎外感のようなものを感じるのではないかと思いました。
○○中学校同窓会が開催されました、と実際には関係ない年代の同窓会だったとしても何となく疎外感があるのは○○中学校に属していた関係者だったからではないでしょうか。
ではどうすればファン名称オフ会を開催した際にトラブル発生を回避出来るかと言うと、ファン名称を後ろに持ってくれば良いのだと思います。
そのファンが応援している人のことを語り合うために集まるのですから、ファン名称を使うのは当たり前です。
ただ「ファン名称オフ会」としてしまうと対象がファン全体になってしまうので、それを防ぐために「主催者ファン名称オフ会」とすればいいのではないのでしょうか?
こうすればその主催者を知らない人は対象から外れます。
あるいは例えばライングループの人達が中心のオフ会であるなら「ライングループファン名称オフ会」となるでしょう。
オフ会を行う際にはグループや中心となる人がいるはずで、ファン全体ではなくあくまでグループや主催者の周りの人達が対象であると名前で示すことでトラブルの発生する可能性を防ぐことが出来るのはないかと私は考えました。