キズナアイが雑誌Newsweek日本版 2019年4月30日号 「特集:世界が尊敬する日本人100」でお笑い芸人からノーベル賞学者まで文化の壁を越えて輝くいま注目すべき100人の1人して選ばれました。
Rest of the Best 学者から役者まで、世界が驚いた日本人の中にキズナアイ(YouTuber)の名前を確認出来ます。
雑誌『ニューズウィーク日本版』のご案内 特集:世界が尊敬する日本人100
大変光栄で喜ばしいことですね。
私も早速Newsweekを手に取り拝見しましたが、写真付きで大きく扱われるBABYMETALさんや細田守さん、YOSHIKIさんなどと比べると小さな扱いですが錚々たるメンバーの中にキズナアイの名前があって嬉しくなりました。
Newsweekは主に海外のニュースを扱う雑誌で今週号で扱う他の記事は「ベネゼーラ 迫る包囲網にマドゥロが民兵大動員」「中国 火星テーマパークがゴビ砂漠に出現」などでエンタメ系の雑誌ではないことがわかります。
「特集:世界が尊敬する日本人100」 は10年ほど続いている企画のようで海外系の雑誌の歴史ある企画にキズナアイが選出されたのは誇らしく嬉しいです。
キズナアイと共に選出された100人の中で私が気になったのは貞子(怨霊)です。
錚々たるメンバーの中でこの2人は少し浮き気味ですが考えてみると共通点もあるのかなと思いました。
貞子について考えながら「特集:世界が尊敬する日本人100」 の感想を書いていこうと思います。
ジャパニーズホラーの代表格 貞子について
世界が尊敬する日本人100に選出された貞子本人のコメントが出ています。
貞子、“世界が尊敬する日本人100”に選出!イチローや青山剛昌、草間彌生らも
丁寧でどこか可愛らしさのあるコメントですね。
貞子こと山村貞子は鈴木光司氏原作の映画「リング」に登場する怨霊です。
呪いのビデオの中で井戸から現れる白い衣装に長髪の黒髪で顔まで覆われた姿、そしてテレビの中から現実世界に這い出てくる様子はあまりにも有名です。
1998年に公開された「リング」は配給収入10億円を記録するヒット作品となりました。
2002年にはこのリングをリメイクしたハリウッド版リング「ザ・リング」が公開され全米興行収入1億2900万ドル、世界興行収入2億4900万ドルのヒット作品となり世界的なブームとなった「ジャパニーズホラー」 の火付け役となりました。
ザ・リングシリーズはその後もハリウッドで制作され2017年には3作目となる「ザ・リング/リバース」が公開されました。
アメリカのホラー映画と言えば血が飛び散るスプラッターホラーですが、ジャパニーズホラーは血が飛び散るような描写がないにも関わらず不気味な怖さがあります。
そこが評価されブームが起きたようですね。
キズナアイと貞子の共通点
私がキズナアイと貞子の共通点は「今まであったものに新たな価値観を与えてジャンルを確立したこと」だと思います。
スプラッターシーンがないにも関わらず想像力を刺激し恐怖を植え付けるジャパニーズホラーというジャンル。
アニメーションキャラクターが人間のように滑らかに動いてゲームや企画をしコミュニケーションを取るバーチャルYoutuberというジャンル。
ホラーは昔からある代表的な映画ジャンルの1つですし、Youtuberは世界1の
PewDiePieさんを始め無数に存在しています。
今まであったものの中に新たな価値観を与えジャンルを確立したことが共通点であり世界で評価されたのもそこだと私は思いました。
白の衣装に黒の長髪=貞子というほどの強いインパクトを世界に与え、貞子の影響を受けたと思われる心霊映像がたくさん存在します。
キズナアイがそこまでのインパクトを世界に与えたかと言うとNoでしょう。
20年経ってなおメディアで名前を見かける貞子と比べればキズナアイの知名度は圧倒的に低いと思います。
しかし活動の幅を広げて知名度を上げていけばいつかはぴょこぴょこ=キズナアイとして知られる存在になれるのではないかと私は思います。
VRが普及し一般的になった時にVRを代表する存在となっているかもしれません。
どうなるかは誰にも分かりませんが、いつの日か貞子と並び世界中で多くの人が知る存在になることを祈っています。
「特集:世界が尊敬する日本人100」を読んだ感想でしたがとりとめのない文章になってしまいました。