鹿乃(かの)さんとは、2010年にニコニコ動画で歌い手として活動を開始し2015年にメジャーデビューその後数々のアニメ主題歌を担当してきた女性アーティストです。
現在はバーチャルグループ「花寄女子寮」の鹿乃としてvtuber活動を行っています。
YuNiちゃんと進行がありお互いのラジオ番組にゲストとして呼び合ったり、5月23日にbilibili動画の鹿乃さんのチャンネルでコラボをしていました。
鹿乃さんは日本で数々のアニメ主題歌を担当してきた人気歌手ですが、中国でも凄い人気と知名度を誇りbilibili動画のチャンネル登録者数は114万人とキズナアイやホロライブ白上フブキを上回る数字です。
2020年3月4日に4thアルバム「yuanfen」を発売し、光れという曲の編曲にあのNorさんも携わっています。
最新アルバムと迷ったのですが、収録曲が多いことと鹿乃さんを有名にした「ハロ/ハワユ」のカバーが収録されていたので1つ前のアルバム「rye」を入手しました。
鹿乃さんの3rdアルバム「rye」を聞いた感想を書いていこうと思います。
鹿乃3rdアルバム「rye」について
鹿乃さんの3rdアルバム「rye」は2018年12月19日にインペリアルレコードより発売されました。
インペリアルレコードはテイチクエンタテインメントのJ-POP専用のレーベルで鹿乃さんは2018年から所属している会社でもあります。
トレーラー動画などはないので代わりに鹿乃さんのオフィシャルホームページのryeのページを載せておきます。
DVDの付いた初回限定盤と通常版が発売されました。
ryeはCD2枚組のアルバムでオリジナル楽曲7曲が収録されたSide-Aと、カバー楽曲7曲が収録されたSide-Bの合計14曲が収録されたアルバムになります。
TVアニメのEDテーマ曲が複数収録されているSide-Aは素晴らしいのですが、個人的には歌ってみたで人気のあった曲を中心に新録したカバーCDのSide-Bが気に入りました。
ただの新録ではなく全てアコースティックバージョンとして新録しているのが良いですね。
私が鹿乃さんのことを知ったのは、キズナアイちゃんのハロ/ハワユのカバー動画のコメント欄で名前が上がっていて聞きに行ったことでした。
だから鹿乃さんのハロ/ハワユには思い入れがあって、どちらのアルバムにするかspotifyで聞いた時にrye収録のハロ/ハワユが決め手になりました。
鹿乃さんのハロ/ハワユを動画で聞いていたからこそ衝撃的で感動があったと思います。
ryeで私の好きな曲
rye収録の14曲はどれも素晴らしくテーマとなる「思春期」や「青春」を感じるものです。
オリジナル楽曲「さよなら、アダムとイヴ」「なんで」、カバー楽曲「六兆年と一夜物語」「ピエロ」が私は好きですが2曲紹介するなら決まっています。
1曲目は「Q」&「A」です。
TBS/MBS系全国ネット「プレバト!!」2018年12~2019年1月度エンディングテーマ曲として採用されていた曲です。
MVに出演されている女性は鹿乃さんではなく元でんぱ組.incの最上もがさんです。
SNSでのやり取りがきっかけで親交を深めてMVの出演に繋がったそうで、何とも豪華なMVだと思います。
また作詞作曲を担当したのはカゲロウプロジェクトのじんさんで疾走感を感じる曲に仕上がっています。
楽曲だけでなくMVも一見の価値ありです。
ryeの中で私はこの曲が最も思春期や青春を感じました。
歌詞はどちらかと言えば暗い感じなのに、曲が進むにつれて爽やかに浄化されていく感じやアンバランスな感じが思春期のようだと思いました。
聞き終わった時に明るく頑張ろうと思えるそんな曲で好きです。
もう1曲は当然「ハロ/ハワユ」です。
この動画は2010年にニコニコ動画に投稿したものをYoutubeにアップロードしたものだそうです。
キズナアイちゃんが2018年にカバーした時に鹿乃さんに似ているや鹿乃さんを思い出したと話題になりました。
確かに鹿乃さんとアイちゃんの歌声はどこか似た雰囲気があると思います。
ryeに収録されたハロ/ハワユは新録なのでこの動画と比べて明らかに進化しています。
美しいピアノの音色と透き通る鹿乃さんの歌声でしっとりと歌われるハロ/ハワユは本当に素晴らしく、この1曲だけでアルバムを買う価値があると私は思いました。
キズナアイのハロ/ハワユと言えば夕日が照らす道をただ歩かせるMMD作品の雰囲気が好きでその印象が強いです。
似ていると言われたキズナアイのハロ/ハワユはまさにMMD作品の雰囲気で、明るい夕日だと思います。
では鹿乃さんのrye新録のハロ/ハワユはと言うと、私は曲が進むにつれて夕方から星空の見える夜に変わるようにゆっくりと日が落ちていくように感じました。
曲調が急激に変わったわけでもないのにゆっくりと場面が移り変わるように感じて驚きました。
鹿乃さんの優しい歌声に包まれて、日が暮れていくのをのんびり眺めているような穏やかで感動する時間を過ごした気分になれます。
ハロ/ハワユは朝の描写があるのに夕方を感じるのは何とも不思議な気がします。