ずっと真夜中でいいのに。さんは2018年6月4日にYoutubeに「秒針を噛む」を投稿し活動を開始した音楽ユニットです。
通称ずとまよさんは人気急上昇中のユニットですが、作詞作曲ボーカルを担当するACAね(アカネ)さん以外のメンバーの素性が非公開という謎めいた音楽ユニットでもあります。
私はずっと真夜中でいいのに。さんの曲は秒針を噛むを少しだけ聞いたことがあるくらいしか知りませんでした。
ところがRe:AcT所属のvtuber花鋏キョウちゃんのカバーした「ヒューマノイド」が大好きでドハマリしてしまいました。
原曲はどうなんだろうと思ってずっと真夜中でいいのに。さんの「ヒューマノイド」を聞くとこれも素晴らしい曲で、手元でもっと良い音質で聞きたいと思ってほぼ衝動的にアルバムを購入してしまいました。
ほぼヒューマノイドしか知らずにアルバムをGETしたわけですが、このアルバムが素晴らしい完成度でした。
聞けば聞くほど好きになるアルバムで、ずとまよさんの曲を1曲でも聞いて悪くないと思ったら買ってしまって後悔はないものだと思います。
最近毎日のように聞いているずっと真夜中でいいのに。さんの1stフルアルバム潜潜話(ひそひそばなし)をご紹介します。
1stフルアルバム「潜潜話」について
ずっと真夜中でいいのに。さんの1stフルアルバム「潜潜話」クロスフェード動画がこちらです。
潜潜話(ひそひそばなし)と読むのですが私は最初もぐもぐばなしだと思っていました。
2019年10月30日にリリースされ、全13曲が収録されています。
フルアルバムと表記されているのは、メジャーデビュー作でもあるミニアルバムを2作品リリースしているからでそれぞれに収録された曲と新曲が7曲収録されたアルバムとなっています。
アルバムの1曲目「脳裏上のクラッカー」の最初のカチッという昔のカセットコンポのスイッチ音のような音から始まるのがたまらないです。
ずっと真夜中でいいのに。さんらしさを保ちながら様々なテイストの曲が収録されていて、オシャレで聞いていて気持ちのいいアルバムです。
アップテンポの曲が多めなので座ってのんびり聞くよりも外で聞くほうが合っていると思います。
色々な場面で聞きましたが、個人的には夜の交通量の多めの道路を歩いている時が一番シチュエーションが合っていて気持ちよく感じました。
「潜潜話」で私の好きな曲
「潜潜話」の収録曲はどれも好きで何回も聞くたびに新しい魅力に気付ける曲ばかりだと思います。
印象に残った曲なら「Dear Mr「f」」と「グラスとラムレーズン」を選びます。
アルバム名の「潜潜話」に最も相応しいのは「Dear Mr「f」」だと私は思いました。
すごく迷いましたし正直どの曲でも遜色ないと思いますが、好きな曲を2曲紹介するのなら「秒針を噛む」と「眩しいDNAだけ」が良いと考えました。
1曲目はずっと真夜中でいいのに。さんのデビュー曲にして代表曲「秒針を噛む」です。
白状すると最初に聞いた時この曲の良さが分かりませんでした。
恐らく現代的な曲の知識が不足していたのだと思います。
キズナアイちゃんの活動を通してボカロ曲や流行の最先端の曲をたくさん知ることが出来てようやく「秒針を噛む」の良さが理解出来た気がします。
それとは別に「秒針を噛む」は聞くたびに新しい発見がある曲でもあると思います。
歌声が良い、引き込まれるような歌詞がいいことは聞いていれば分かることですが、YoutubeではなくDL音源で聞くとバックバンドの非凡なサウンドに気付きました。
ベースが素晴らしいのは何となく分かっていましたが、特に「秒針を噛む」はピアノが素晴らしいです。
最初に目立っているのですが曲中のピアノがすごく良くて、アルバムを手に入れて聞いて本当に良かったと思えました。
聞くたびに発見があってどんどん好きになる曲です。
もう1曲は「眩しいDNAだけ」です。
すぐに好きになったと言うよりは、アルバムを何回も聞いていたら好きになっていた曲だと思います。
「ヒューマノイド」が都会的なニュアンスを感じたのと比較すると「眩しいDNAだけ」は草のない川の堤防沿いのような雰囲気を私は感じました。
無機質な感じと水の匂いがする気がします。
サビまでの静かに盛り上がっていくこの雰囲気はずっと真夜中でいいのに。さんだから出せるものだと思います。
ベースが際立っている曲ですが、チェロの音色が入ることで落ち着いた雰囲気を演出してくれています。
オシャレな曲で好きです。
歌詞の意味はよく分からないし励ます曲ではないのかもしれませんが、「眩しいDNAだけ」を聞き終えるといつも少しだけ前向きな気分になります。
潜潜話は完成度が高く聞けば聞くほど好きになれるそんなアルバムで、ずっと真夜中でいいのに。さんの曲が1曲でも好きならぜひ聞いてほしいおすすめのアルバムです。