2020年12月29日に開催予定でしたが機材トラブルにより延期となり、2021年1月23日に無事開催された無料オンラインライブ「Kizuna AI 2nd Live “hello, world 2020”」は大盛況の中で終了しました。
初の単独ライブ「Kizuna AI 1st Live “hello, world”」から2年ぶりとなる音楽イベントを、新型コロナウイルスの影響下の中で無事に開催出来たことが嬉しいですね。
2019年は分裂騒動などのゴタゴタがあってか音楽ライブを開催しなかったので、現地には行けませんでしたがオンラインで1stライブを見守った者として感慨深いものがあります。
しかも今回は「今のキズナアイを知ってもらうため」に本来であれば有料イベントのはずだったのに無料でオンラインライブを行いました。
別にアイちゃんのことを嫌いになったわけではありませんが、すっかり熱量がなくなっている状態でオンラインライブで1万円ですと言われたら多分見なかったので無料かつ見逃した人のために3日間アーカイブを残す配慮をしてくれたことに感謝しています。
リアルタイムではなくアーカイブでの視聴だったのでW&Wさんとのコラボ楽曲「The Light」は見逃しましたが、「Kizuna AI 2nd Live “hello, world 2020”」をじっくり堪能しました。
xRの技術や演出、アーティストキズナアイの進化した歌やダンスに引き込まれる素晴らしいライブでした。
「すごい」と思ったのが一番の感想で、他にも様々な感想が湧いたので思ったことを書いていきます。
キズナアイの進化を感じたライブだった
ド派手な「Kizuna AI 2nd Live “hello, world 2020” Teaser Movie」を貼っておきます。
2ndライブを見た後に見ると、「これはあのステージだ」と分かって楽しいですね。
キズナアイ初の単独ライブ「Kizuna AI 1st Live “hello, world”」は、キズナアイのさらなる飛躍とバーチャル世界が身近になる未来を予感させる素晴らしいライブでした。
初の単独音楽ライブとしては想像を遥かに超えるものでアーティストキズナアイはここまで出来るのかと衝撃を受けましたが、一方で個人的には不満な点もあって特に大画面を使っているのにアイちゃんだけを写して真っ暗なのがもったいないなと思っていました。
今回の2ndライブ「Kizuna AI 2nd Live “hello, world 2020″」ではリアルとバーチャルを融合するxR技術を用いたXRライブでキズナアイちゃんは現実世界のステージに立っていました。
現実世界のステージに演奏やDJをする人と並んで立って、ド派手なバーチャル演出の中で歌っていてただただすごいと感嘆しきりでした。
アイちゃんと人間が同じステージに並んでいるだけでも凄いのに、バーチャルな立体の演出と画面上に平面のぴょこぴょこが出てくる演出が合わさった時にリアルとバーチャルが混ざってどちらとも認識出来ない感覚はキズナアイだからこそ表現できる未来だと思いました。
またキズナアイちゃん自身の歌唱力やダンスの進化も感じました。
特にダンスはキレも表現力も上がっていて、歌って踊るという難しいことをしていることを感じさせない余裕さえあったような気がします。
キズナミはカバー曲ではありますが、それ以外は自分のオリジナル曲だけで約2時間のライブが出来てしまうレパートリーがあるのも楽曲を発表し続けてきたキズナアイの進化の証です。
この2ndライブ「Kizuna AI 2nd Live “hello, world 2020″」はとにかく凄くてキズナアイの進化を感じさせるそんな素晴らしいものでした。
個人的にこのライブで特に好きなパートを3つ挙げるなら、花譜ちゃんとの「ラブしい」、「Fireburst」からの「melty world」へのつなぎ、ダンサーの方々と同じTシャツを着てバーチャル中田ヤスタカさんと並んで歌った「キズナミ」でした。
特にアイちゃんと花譜ちゃんが歌う「ラブしい」は素晴らしかったです。
楽曲自体が素晴らしいだけでなくどこか艶やかさのある曲のためcoolよりなライブの中でいいアクセントとなっていて、花譜ちゃんがかなりパワフルに歌い上げているのが原曲とは違うライブならではの曲になっていて凄く印象的でした。
そんな花譜ちゃんにしっかりと付いていくアイちゃんとの美しいハモリは原曲を完全に超えたものでこの「ラブしい」が聞けただけで、2ndライブを見てよかったと思いました。