私は写真を楽しんでいて花の写真をよく撮ります。
花の写真を撮るのはいいのですが、花の名前を知らなくてSNSで公開する時に困ることがあります。
「春、白い花」などと調べてはみるものの似たような花がたくさん出てくるともうお手上げです。
写真以外にも綺麗な花を見かけて、花の名前が気になることがあります。
つい先日カメラを向けるだけで瞬時に花の名前を教えてくれる便利なアプリがあるとツイートしている方がいて便利そうだったので早速使ってみました。
千葉工業大学の人工知能・ソフトウェア技術研究センター(STAIR Lab.)が研究開発を手掛けた花判定アプリ「ハナノナ」を今回は取り上げます。
ディープラーニングで学習したAIが最大770種類の花の名前を教えてくれるそうで、このSuperAIいんふぉに相応しい話題だと思います。
人工知能花分類システム「ハナノナ」とは
千葉工業大学の人工知能・ソフトウェア技術研究センターが開発した、ディープラーニングで学習をしたAIが花の種類を自動分類する「ハナノナ」のアプリ版は2020年4月10日にリリースされたそうです。
現在はiOS版のみアプリ版がリリースされています。
花にカメラをかざすだけで最大770種類の花の名前を分類して教えてくれます。
しかもネット接続が必要ではないので、電波の繋がりにくい山の中などでも使用出来るとっても便利なアプリです。
使い方は極めて簡単で気になる花を発見したら、アプリを起動してカメラをかざすだけです。

花の名前を無事に解析出来たら、ハナノナのカメラ機能でこのように名前を入れた写真を撮ることが出来ます。
操作中の画面をスクリーンショット出来たようですが、出来ないと思ってしませんでした。
ハナノナのアプリを起動するとハナノナのマーク、画像左上のマークが中央に表示されますがあまり関係ないようです。
下に「フィルター精度」を調整するスライダーが表示されるのですが、この意味がよく分かっていませんでした。
あのスライダーは文字通り表示する「フィルター精度」を調整するためのもので、例えばフィルター精度が86%だった場合正解率が86%以上の花の名前のみが画面上に表示されます。
花の名前を全然表示してくれない場合にこのフィルター精度を下げると、正解率が低くて表示されていなかった花の名前が表示されるようです。

ハナノナを使っていて思ったのが、上のように複数の種類の花がある時に狙いたい花にフォーカスしにくいなと思いました。
この時は真ん中の白い花の名前を知りたかったのですが、白い花ではなく周りの花の名前が表示されてしまいなかなか白い花がフォーカスされず苦戦しました。
周りの花のほうが分かりやすかったのかもしれません。
複数の花がある状況よりは一種類の花だけがある状況のほうがすぐに名前が表示されたので得意なのかもしれません。
「ハナノナ」を使ってみた感想ですが、とても便利なアプリでした。
苦手な場面もありますが、基本的にはアプリを起動してかざせばすぐに花の名前を表示してくれます。
起動してカメラをかざすだけと使い方は極めて簡単で、調べた花と名前のセットを写真で残せるので使い勝手がいいです。
花の分類にはAI、花の名前を表示するのにARが活用されているのは未来を感じました。
ちなみに人工知能花分類システム「ハナノナ」はwebページも用意されているのでアンドロイドの方も使うことが出来ます。
撮影済みの写真の花の名前が分かればもっと便利なのにと思っていましたが、画像の花の名前を調べられるサイトが用意されているのは本当にありがたいです。
「ハナノナ」を使って花への興味関心が高まったのを感じました。