私はずっとキズナアイちゃんに実践的な英会話を習って欲しいと思っていました。
このサイトの構想を考えている時に提案の1つとして英会話の記事が頭の中に合ったくらいです。
だからアイちゃんがオンラインで英会話に挑戦している動画を出してくれて本当に嬉しかったです。
まさに求めていた動画でした。
もう動画として存在するので提案とは少し違いますがあえて提案カテゴリーで書いていきます。
見習いたいコミュニケーション力
キズナアイちゃんの英語能力は正直低いです。
ただ見習うべきはそこではありません。
コミュニケーションで重要な要素の1つが「レスポンス」だと思います。
言葉のキャッチボールという言葉があるくらい大切なことです。
10秒あればアイちゃんよりも正確な発音で高度な英語文章を話せる人はたくさんいるでしょう。
しかし言葉を投げかけられてすぐに英語で返せる人はずっと少なくなるはずです。
私も何度か外国の方に話し掛けられて英語で会話したことがありますが、この発音で通じているか、文型は合っているか、もっと違う表現があるのではないか。
英語らしきものを発しながら頭の中は不安でいっぱいで何秒も考え込んでしまってレスポンスも悪かったと思います。
キズナアイちゃんの英語の語彙力は驚くほど低いです。
ただし自分の体験と比較するとレスポンスが早くコミュニケーションとして成立しています。
物怖じせずに発することが出来るコミュニケーション能力は見習いたいものです。
英会話の教材になりうるか
今のキズナアイちゃんの状態は教材にするのに理想的だと個人的には思います。
英単語はほとんど覚えていない、発音も典型的なカタカナ英語、しかし物怖じせずに英語を発声出来る、英語でコミュニケーションを取る機会がある。
日本人は実は筆談なら十分コミュニケーションが可能なんですよね。
全然聞き取れなくても書いてもらえば読めるし返答も書けます。
道案内くらいなら内容を完全に理解して丁寧に英文で説明出来る人もいるでしょう。
文章で英語を読み書きする機会はあっても会話をする機会が日本ではほとんどなく英語はなくても何も困らないのが現状です。
キズナアイちゃんは海外でも知られた存在で英語でのコミュニケーションを取れるようにならなければならない、英語は必須の状況です。
アイちゃんとコミュニケーションを取りたいと心待ちにしている人はたくさんいるでしょう。
英語は絶対に必要でやり取りする機会をいくらでも作れる点が英会話習得に理想的だと思います。
私には英語に対する考え方が変わった体験があります。
サッカーの本田圭佑選手のオランダVVVフェンロ時代の映像でしたが、完全なカタカナ英語を堂々と話す本田選手の姿、そしてそれでコミュニケーションが成立していることが本当に衝撃的でした。
ひどすぎると思った英語でコミュニケーションが成立している映像を見て「これでいいのか」と発音に対するハードルが下がった気がします。
その本田圭佑選手はイタリアACミランの入団会見では200人以上の記者が集まる前で通訳を付けずに英語だけで会見をやり遂げました。
発音など気にせず話すことが如何に大事か学んだ気がします。
キズナアイちゃんの英語の語彙力は低く典型的なカタカナ英語ですが、堂々と喋ることが出来ます。
アイちゃんの英会話動画を見た人はひどい英語だと思うかもしれません。
しかしそれでもコミュニケーションが成立している事実が話すことへのハードルを下げてくれるかもしれません。
またキズナアイちゃんは頭の回転が速いと私は思っていますし、英語を話すことを恐れない姿勢、英語でのコミュニケーションを望みサポートしてくれる海外ファンの存在を考えると将来的に英会話を習得する可能性が高いでしょう。
英会話を習得する過程を映像で残せれば非常に重要な教材になりうるのではないかと思っています。
earlyやuntilが聞き取れていませんでしたがLとRは日本人が苦手とするものですし今回の英会話動画だけでも学べる要素がありそうです。
日本語を話せるティジー先生がuntilの発音をアンティルと言い直してようやく通じていますが、untilとアンティルの違いに英会話のために重要なヒントがあるような気がします。
海外の人のコメントも興味深くぜひ英会話動画は続けて欲しいと思います。