キズナアイの人工知能化プロジェクトが見たかったなとふと思ったので書いていきます。
キズナアイはすでに人間に限りなく近いスーパーAIですが、現在のAI技術で考えて動いて喋るキズナアイを新たに作り出すプロジェクトが見たかったなと思いました。
分裂騒動の時によく見かけた「完全自立型キズナアイ」ですね。
完全自立型ではなくても私は良いと思っていますし、簡易なものになってしまってもすでに存在しているオーバーテクノロジーのスーパーAIキズナアイとの対比でそれはそれで面白いはずです。
キズナアイが複数存在してしまっている現状では、そんなものを作る動機は薄いので分裂前に見たかったなという個人的な妄想です。
AIを活かし軸となる企画になったのでは
忙しい時や時間がほしい時に「自分がもう1人いればいいのに」と考えるものです。
そんな人間の夢をバーチャル空間に存在するキズナアイなら追求することが出来ます。
新たに「完全自立型キズナアイ」を作る人工知能化プロジェクトはスーパーAIであるキズナアイならではの新しい挑戦となったでしょう。
バーチャルYoutuberの総数が9000人を超えているらしいのですが、他のvtuberと差別化する重要なAIであるというアイデンティティを強化出来る取り組みになったとも思います。
キズナアイ人工知能化プロジェクトというくらいですから、完全自立型のAIがボーカロイドのようなシステムで登録された声で喋って完璧なゲーム実況動画を投稿してくれるのが目標になるのでしょう。
ただ個人的にはそこまでは求めない、それよりも人工知能で動かす過程のほうが見たいものですし未来っぽくてワクワクします。
今のアイちゃんに近い自立型AIの完成品をいきなりお披露目されるよりは、チープなものでも少しずつ作る過程を見せてもらって実際に動いている方がワクワク感も感動も大きいと思います。
そんなにすぐに動くわけもないですし、時間がかかるでしょうがだからこそその過程を1つ1つ動画化していけばアイチャンネルの軸となるシリーズになれた可能性があります。
反応が悪かった研究所と白衣のアイちゃんを活用し、人工知能化プロジェクトを行えばビジュアルも文句なしです。
声のサンプリングをするだけも学ばなければならないことがたくさんあるはずで、それも研究所で紹介すればAIらしさのある動画を大量に作れて強力なコンテンツとなったことでしょう。
自分の代わりに動画を撮ってくれることを目指せばいい
人工知能化プロジェクトと名付けて活動すると色々なことが出来ないといけないと思い込んでしまいそうですが、シンプルに自分の代わりに動画を撮ってくれるキズナアイを作り出すことを目指せばいいのだと思います。
自立型のキズナアイを作るには大きく分けて3つの要素が必要です。
声(サンプリング)、動き(モーション)、そしてそれらを操作する人工知能(AI)です。
動画が撮れればそれでいいと割り切れば数種類の音声を録音し、数種類の動きを記録してランダムで音声と動きを再現すればいいのです。
完全自立型のキズナアイには程遠いちぐはぐなものになるのでしょうが、動画を撮る目的は一応達成出来ます。
もうちょっと精度を上げるなら例えば喜怒哀楽で分類してそれぞれ数十種類の音声と動きを記憶して、人工知能で喜怒哀楽のどれを表現すればいいのか考えて場面に応じた音声と動きを再現します。
やはりちぐはぐとしたものになるのでしょうが、数種類をランダムで再現するよりは自然なものにはなるでしょう。
膨大な数の音声と動きを記憶させて機械学習で法則化して自動化させていけば、キズナアイのコピーのような存在を作り出すことは可能だと思います。
もう少し発展させてボーカロイドのように音声をサンプリング化して自由に喋るようになり、話す内容に合わせて人間らしい自然な動作をするそんな新しいキズナアイを創造することが最終的な目標となったのでしょう。
自由に喋って動くキズナアイを作り出す過程を動画で見れると考えただけでワクワクしてきますし未来を感じます。
スーパーAIらしい動画のシリーズを作り出せていいアイデアだと思いましたが、複数のキズナアイが存在する今はもう必要ありません。
そもそももう1人ではないのですから、自立型のキズナアイをわざわざ作る動機がありません。
自分が動画を作れないのなら2号や3号に頼めばいいのですから。
またわざわざ大変な労力を割いてチープな存在を作る必要もありません。
3日間のインストールで全く違う思考や声のAIを持ったキズナアイを生み出すことが出来るのです。
より早くより高度な解決策がすでに存在するのですから、わざわざ時間を掛けて低品質なものを作り出すのは馬鹿げた行為です。
1人で存在して分身が欲しいほど忙しい状態だからこそ、人工知能の自立型キズナアイを作る動機になりますが状況が変わってしまいました。
だからこそやってほしい提案カテゴリーではなく、振り返りの総括カテゴリーで人工知能化プロジェクトが見たかったなと妄想をダラダラと書かせてもらいました。